チカラを抜くことで見えてきたり、分かることがあります。
がんばろう!気合いを入れて、がむしゃらにやっているときには、見えません。
だったら、何もしないで、ぼんやりするといいのか?
ぼぉ~することで、成果や結果に繋がる・・っていいよなぁ。
ということではありません。(笑)
たなぼたは、めったに起こりません。(苦笑)
3年前、社会福祉士の通信教育を受けている時、仕事と勉強と家事の両立に悩みました。
福岡に転居して、転職し、新しい職場に変わったのも重なり、負荷はMAX。
余裕をなくし、笑うことがなくなりました。
その時に、社会福祉士の講師に相談したら、「落語を聞きなさい」と、桂枝雀さんのビデオを渡されました。
この忙しい時に落語を聞く?そんな暇がどこにある?
当時は、その意味が分かりませんでした。
今、その時よりも、状況的に大変です。
でも、時間を作って、せっせと落語を聞きに行っています。
そして、ニコニコ笑いながら、いろんな成果に繋げています。
昨日、立川談春さんの、「居残り佐平次」を聞きに行きました。
福岡で聞いて、もう一度聞きたいと思い、長崎の友人を誘って足を運びました。
大笑いをしながら、考えました。
何でこんなに笑えるのかなぁ・・・・。
「お金がないので払えない」という単純な話なのに、何でここまで聞き入ってしまうのかなあ・・・・。
落語には、人間関係や人の生き様が詰まっている。
そのことに改めて、感心しました。
気持ちを張りつめて、1つのことだけ見ていたら、流れが読めない。
結果や成果を出す時には、1つのことだけでなく、それに関係していることとのバランスも大事。
一生懸命やっているけど、それが不協和音の原因になっていないか?
自分以外の人や物との関係性は?
自分で自分の首を絞めることになっていないか?
「落語を聞きなさい」と勧めた講師は、それを言いたかったのかも。
同じ演目であっても、会場の状況やお客さんの雰囲気に合わせて変えてあります。
全く同じではありません。
その立川談春さんのテクニックにも、うっとりしました。
そのテクニックも見たい、と思って、あえて2回、違う場所に聞きに行ったのです。
口上の時に「上手い下手は、理屈で説明ができるが、〇〇が好き、というのは説明できない」と言いました。
そうなのです。
理屈で説明できない世界で人は生きている。
だからこそ、しんどかったり、うれしかったり、苦しんだり、楽しかったりする。
それを理解できずに、がむしゃらにやっても、疲弊するだけで成果には繋がらない。
自分とどんなふうに付き合うか。
周りとどんなふうに関わっていくのか。
落語を見て、聞いて、大笑いしながら、考えました。
単純なことですが、眉間にしわを寄せて口をきかないと、敬遠されます。
人の話を聞かないで、我流で進むのは時を考えなくてはNGです。
ゆったり笑顔でコミュニケーションをとっていると、人はみんな寄ってきます。
思っても見ない好機が巡ってくる、というのも、改めて実感しています。
あなたは、どんなふうに自分や周りと関わっていますか?
そして、これからどんな関わりをしていきますか?