連盟時代からお付き合いさせていただいた
スピリット百瀬さんが急逝されました。

プロに転向してからも何かとお心遣いいただき、
お元気になられたら六本木マジックサロンへのご出演もお約束してくださいました。
残念でなりません。

心からご冥福をお祈りいたします。

以下、お弟子さんでいらっしゃる能勢裕里江さんのお知らせを転記いたします。
(裕里江さんのご希望です)



マジック関係の皆様

師匠 スピリット百瀬(大嶽重幸)が 去る5月4日 脳出血後の細菌性肺炎のため永眠いたしました(享年72歳)

葬儀につきましては 緊急事態宣言下 新型コロナウイルス感染症への感染リスクを鑑み 5月6日に近親者のみで執り行いましたこと あわせてご報告申し上げます

落ち着きましたら あらためて偲ぶ会などを検討できればと考えております
ご通知が遅れましたこと 何卒ご容赦ください

故人が生前賜りましたご厚誼に心より深謝し 謹んでご通知申し上げます

令和2年5月7日
能勢裕里江

以下、経過の報告をさせていただきます。

百瀬師匠は3年前に進行期の肺癌と診断されましたが、放射線化学療法が著効し治療を継続しておりました。
今年の2月、3月には誤嚥性肺炎で入退院をくりかえし3月末に退院、その後4月21日に急に連絡がとれなくなり部屋を訪ねたところ、ベッド上で動けなくなっているところを発見、救急搬送先で脳出血と診断されました。
意識の悪い状態が遷延する中、誤嚥性肺炎を合併し、5月4日に息を引き取りました。

波乱に満ちた生涯であり、また生活力があるとは言い難い師匠ではありましたが、最後の最後まで自分の信じるマジックを追求し続けられたのは、師匠のことを理解し支えてくださる方々がいらっしゃったお蔭であると思っております。

師匠自身、闘病中にはこれまで以上に皆さまからのご支援のありがたさを再認識し感謝の念を口にしておりました。

お世話になった皆様に十分なお礼を言えないまま帰らぬ人となった師匠に代わり、深く感謝申し上げます。

闘病生活の最期は、長く苦しむことはなく師匠らしく旅立つことができたであろうと思っております。

私はまだまだ未熟者ではございますが、今後とも師匠の遺志を継ぎ、努力していきたいと思っております。
引き続き皆様のお力添えをいただけますと幸いです。

令和2年5月7日
能勢裕里江