7年前の母のお葬儀は、
奇しくも母の日でした。

棺の上にカーネーションの花束を
ぼろぼろ泣きながらそっと置いたのを
昨日のことのように覚えています。

息を引き取る前に、笑顔を見せてくれた母。

亡くなった後も、
「こんなにも美しい死に顔を見たことがない」と
何人もの人に誉められた、母の白く美しい顔。


結婚するまで、親の愛情はありがたいものだと
わかっていたつもりでいましたが
いざ子供を産んでみると

親の愛はこんなにも深かったのか!

親の愛はこんなにも尊いものだったのか!

ということに気付き、愕然としました。
自分が安易に想像していた親の愛を遥かに越える
親の愛情。


母自身は産みの親と薄縁でしたが、
そんなことは微塵も見せず、
愛情いっぱいに私達姉弟を育ててくれた母。

母を思うと今でも泣けてくるのは
悲しいからではなく
寂しいからではなく

ただひたすら

ありがたいから。


お母さん、ありがとう

お母さん、産んでくれてありがとう

お母さん、育ててくれてありがとう

お母さん、たくさんの愛をありがとう


貴女の娘で

私はとても幸せです。