Happy Vino Novello!!
(ハッピー・ヴィーノ・ノヴェッロ!!)
Happy Halloween!!
(ハッピー・ハロウィーン!!)
皆さまこんにちは。
昨日10月30日はイタリアワインの新酒の解禁日!!
そして今日はハロウィーンですね!!
今宵私は定時に退社した後、急いで全身黒ずくめのコスチュームに着替えて、
血塗りのソムリエエプロンを付け、
頭にナイフの刺さったカチューシャを付けて、
友人が主催するハロウィーンパーティーでソムリエールのオシゴトです!!
時間のロスを考えると、会社で着替えてそのまんま電車に飛び乗りたいところですが、
罪のない人々をギョッとさせるのは忍びないので、がまん、がまん。
今夜のパーティーでは、
解禁になったばかりのイタリアのトスカーナ産ワインの新酒
(今年の夏に収穫したばかりのブドウを使ったできたてのワイン)と、
「ステーキのあさくま」でもおなじみの、大人気の「ランブルスコ」
(イタリア産のまっ赤なスパークリングワイン)を振る舞います。
その濃い真っ赤っかの色をしたシュワシュワのお酒は、
まさにおどろおどろしいハロウィーンの雰囲気と、ウキウキのパーティーにぴったりなのです。
皆さんもぜひ今宵はイタリアのヴィーノ・ノヴェッロか、
「あさくま」でランブルスコを片手に「ハッピ・ハロウィ~ン」の乾杯してみてくださいね。
さて今回はワインの最初の第一歩、“品種”のお話です。
ワインはブドウの果汁だけでできていて、煮たり水で割ったりもしないので、
食べるブドウと同じように、“品種のちがい” が、そのまんま “ワインの味の違い” になるのです。
シャインマスカットと、デラウェアと、巨峰では、味がずいぶん違いますよね?
それと同じです。
シャインマスカットのような皮が黄緑色のブドウが白ワインになり、
巨峰のような皮が黒に近い濃い色のブドウが赤ワインになります。
ちなみに、デラウェアのような中途半端なピンクグレー色のブドウは、
果汁だけで造ると白ワインになり、
もし皮と一緒に漬け込んだら、今流行りの「オレンジワイン」になります。
オレンジワインってミカン果汁は1ccも入ってないんですよね。ややこしい名前ですねw
では今回は白ワインのオススメの品種を3つご紹介します。
みなさんは、先週末に行われたラグビーワールドカップの決勝戦、御覧になりましたか?
対戦はビッグカードの ニュージーランド vs 南アフリカ
奇しくも白ワインの名産国同士の闘いになりましたね
どちらの国もラグビーを国技としていますが、実は両国ともラグビーと同じくらいに、
国の政策として、白ワインの生産にとっても力を入れているのです。
ひと昔前までは日本でも世界でもワインと言えば「赤」でしたが、
欧米で健康志向が広がってお魚を食べる機会が増えたりして、
世界的にゆっくりと「白ワイン」の存在が見直されてきました。
そのニーズに応えるようにして、この決勝戦の2つの国は、
それぞれ1つずつ白ブドウ品種(マスカットのように皮が黄緑色のブドウ)を選んで、
国の補助金を使ってどんどんとブドウ畑を開墾して、ワイナリーへの設備投資を行い、
なんと生産量はこの10年で倍増しているそうです
■ニュージーランドの白ブドウの品種は、なんといっても強い香りを持つジューシーな
ソーヴィニヨン・ブラン
■南アフリカの白ブドウの品種は、バランスがよくてとっても和食に合わせやすくて人気の
シュナン・ブラン
「ブラン」とはフランス語で「白」という意味ですね。
今大会で見事優勝を決め、連覇を果たした南アフリカは、
日本ではまだまだ「ワインの国」としての知名度は高くありません。
しかし実は、ワインの生産量は世界で8位(2022年)
しかも日本がまだ江戸時代だった1600年代からワインを造っている意外に長い歴史もあり、
ここ数年、爆発的に輸出量を伸ばしているワイン大国なのです。
南アフリカ国内はこうしたワイン産業の発展のおかげで、
労働環境も大きく改善していて、まずしかった人々の暮らしが少しずつ豊かになり、
黒人の社会進出や、教育の機会もずいぶんと増えてきました。
今では黒人の女性ワイン醸造家も活躍していて、
まさに目に見えてSDGsを実現している業界なんですよね
そしてありがたいことに南アフリカ産のシュナン・ブランという品種で造られた白ワインは、
私たちの日本の誇る鮨や、普段の和食ベースの家庭料理、お好み焼きなんかのB級グルメにもぴったり合うんです。
一方で準優勝に輝いたマオリの魂の国、ニュージーランドでは、
ワイン生産量の85%を白ワインが占めている「ほぼ白ワインの国」です。
たま~に、「え~💦このワインの香り、マジでゴージャス過ぎない?」なんて
笑っちゃうほどキョーレツで華やかなアロマを放つワインにも出会いますが、
とにかくどの白ワインもフレッシュで果実たっぷりの可愛らしさがあって飲みやすいのです
あのラグビーのキックオフ前に見せる「ハカ」の世界観とはま~ったく異なるものですね笑
日本でもニュージーランドのソーヴィニョン・ブランの白ワインは大、大、大人気で、
ワインショップやデパートのワイン売り場では、
伝統的なヨーロッパの国々のワインのすぐ隣に堂々と陳列されていますね
さて私は、今回のようにおうちのテレビでスポーツ観戦をするときは、
試合に合わせてお酒選びをするのが楽しみの一つでもあります。
というか正直なところスポーツ観戦は夫に付き合ってるだけで、
ほんとはお酒を飲む口実だったりしてw
さて今回の決勝、どちらも白ワインの美味しい国なので本当に悩みましたが、結局決めきれず、、、
“決勝戦”という特別感と、今大会の開催国であるフランスに敬意を示ために、
■フランス、ブルゴーニュ地方、ムルソー村の白ワインのボトルを開けました~♪
品種は シャルドネ
泣く子もだまる、白ワインの品種の最高峰ですね。
「シャ・ル・ド・ネ」 響きも美ししくて、味わいもゴージャス。
最近ではお菓子のグミやキャンディーにもこのネーミングが使われていますね。
ただこの品種にはご用心してくださいっ
実はこのシャルドネさん、ブドウの木の年齢や、畑の土、お天気、仕込みの仕方、
などによって、美味しさが七変化するカメレオン品種なのです。
だから1本、1,000円以下のものから100万円以上するのものまであるんです。
中には「”シャルドネ”って書いておけば高く売れるだろう」とたくらんで、
高めの値段を付けて世に売り出しているワルモノもいるのです
なので、もし「美味しくてシャルドネ」を購入したいときは、
どうか信頼できるお店の方のアドバイスや、口コミを参考にしてくださいませ。
ということで、以上3品種をラグビーや他のスポーツ観戦と一緒に楽しんでみてください。
次のラグビーワールドカップは2027年。
開催地は、ワイン生産量世界第5位のワイン大国、オーストラリアです。
その際はぜひぜひ、オーストラリアワインの美味しいワイン情報たっぷりのブログをお届けしま~す。
では次回は赤ワインの品種をお届けしま~す。
あさくまホームぺージにて、
あさくま店舗で飲めるワインをご紹介!
https://www.asakuma.co.jp/asakuma-wine/