最近は、バタバタしていたので、殆どアップしていなかった。
古いハンコを集め、その刻者を調べて楽しんでいます。
暇な時は、アチコチごそごそして、気に入りの印材を取り出して、ああ、これは面白いなぁ、と一人で悦に入っています。
この印材は、側款に「安政六年六月 石雲刀」とあるので、安政の大獄があった時代に刻されたもの。
たぶん、服部石雲という印人が刻されたものかなと思います。
大きさもあり、ずっしりと重く、頭部に面白い饕餮文が彫られています。
良い印材には、たまにこれが彫られているので、当時としては貴重な材かも知れないですね。
白文で刻されていますが、文字間隔、余白の取り方、刻風、詩文?良い印面だと思います。
古い印材は、余程の良材でない限り、後々に伝わって残るものは少ないと思うので、出来れば
残して置きたいものは、次の代に伝えて行きたいですね。