私の以前住んでいたスイスは
時計を作ってる国なだけあって
時間に超正確な人たちでした!
たとえば、私の所属していた2つのオーケストラ。
開始5分前にはメンバー100人程度が完全集合。
1分の遅れもなく、時間どおりに練習が始まりました。
そのあたりは日本とソックリな点ですが、
スイスでは遅刻者が全くいないので、
更に日本よりもすごいのでは・・・と思います。
さて、オーストリアで所属しているオーケストラ。
開始5分前、本来ならほぼ全員が揃っているはずですが、
メンバーの半分程度が集まっただけで
練習が始まる気配なし。
ようやく10分過ぎてゆるゆると開始され、
30分後に人が完全に揃うような感じでした。
そんな練習が数回続いてみると、
このペースがオーストリア標準なのか・・・?
というのが私の印象でした。
今までのこともありますしね。(コチラ
)
先日ついに、時間どおりに始まらないことに
スペイン人の指揮者 がブチ切れました。
練習後、スペイン人の指揮者は
「ひどすぎるよ、君たち!ちゃんと時間どおりに始めようよ!」
という内容の説教を5分間続けました。
私にとって大変興味深かったのは
スペイン人が、オーストリア人に
”時間を守らない事”で説教していたことでしょうか。。
スイスにいた頃、ラテン民族は
時間を守らないし、いいかげん!という話を
ドイツ系民族から散々聞かされていた私。
オーストリア人も、そのドイツ系民族。
いわゆるヨーロッパでは「まじめ」な方々と
思われているはずなのですが
その構図が逆転してしまっており、
神妙な顔で指揮者の説教を聞いてるメンバーたちを
見ていると、
なんだか不思議な感じがしてきました。。
ところが、練習が終わった真夜中には
各パートリーダーから
「練習開始の時間前には集まろうね」
といった内容のメールが流れてきたところが、
やっぱり、オーストリア人は
まじめな人たちなんだな・・・と思いました(笑)