Asako Ogawa's official blog

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23Sep
- レッスン希望の方へのお知らせ
  みなさまこんにちは。今回は、新規でレッスンご希望の方へのお知らせです。（通常ブログは次回からになります、ごめんなさい）ご覧頂きありがとうございます。当教室では、新規の方のレッスン受付、お試しレッスンもしておりますが、新学期（オランダでは9月）に入ってから、レッスンのお問い合わせが増えており、今現在実際にレッスンを受けて頂けるのが11月から数名、3月下旬から2名になっております。それでも大丈夫な方は、是非ご連絡をお待ち申し上げております。また、お急ぎの方には、生徒さんを募集していらっしゃる先生方をご紹介させて頂きますのでご連絡下さいませ。不定期にて行いますグループレッスンや年に2回開催する発表会の見学はいつでもご見学頂けます。2020年5月からは若干枠を拡大する予定ですので、どうぞよろしくお願い申し上げます。小川　朝子よりおまけ10月13日にある2つのイベントのお知らせです。『映画』シンドラーのリストでもおなじみのヴァイオリニスト、イッツアーク・パールマンの映画がアムステルフェーンでも放映されます。彼のファンの方だけでなく、音楽が好きな方やひとつの事を色々な角度からみていくのが好きな方にも満足頂ける内容です。10月13日（日）15時45分https://schouwburgamstelveen.nl/cinema-amstelveen/itzhak/?ypeventid=3618464257-1562932635↓そして同日、その映画館から徒歩10秒の場所では、恒例『ジャパン・フェスティバル』が行われます。お寿司・草餅・大福・ラーメン・たこ焼き・日本酒・ビール・ヤクルト・焼き肉など豪華な屋台がズラりと並び、折り紙・ヨーヨー釣り・盆栽・絵手紙・生け花・囲碁などの体験ができ、メインステージでは日本の歌やよさこいダンス・太鼓などのパフォーマンスで盛り上がります。オランダ中から日本人や日本食・文化大好きな方々が集まります。私も行きます。↓ジャパン・フェスティバル是非足を運んでみて下さいね。Have a good autumn
28Aug
- 先週からレッスンが始まりました
  皆様こんにちは。皆様はこの夏、どう過ごされましたでしょうか。先週より、夏休み明けのレッスンがスタートしました休暇明けは、鈴木メソード１巻のちょうど始めの方だった生徒が、なんと休み中に十数曲練習し、1巻のほぼ最後の曲までを独学で（丁寧に）学んで来た生徒が...これは十数年間レッスンをしてきて初めての経験でしたので、嬉しくてとてもびっくりしましたまたこの夏は、日本に帰りたいな〜なんて友人に話ししておりましたが、古くからの友人の結婚式が各国で複数あり、そちらに行って参りました。レッスンもお休みさせて頂く予定でしたが、メールやお電話にて、夏休み中もレッスンを受けたいという熱心な生徒さん方からのご要望があり、可能な限りレッスンもし、またアムステルダム港からブダペスト行きの運河クルーズもちょこっと楽しむことが出来ました今回の運河クルーズの船は、昨年ジェノバからコルシカ島へ行った時に乗った高層ビルのようなフェリーとは違い、小ぶりな数階建てのものでしたが、とても美しくて快適で、水上にいるのを忘れてしまいそうなくらい心地よかったです。↓ラウンジにある紅茶類。飲み放題ですこの他に、セルフサービスのカフェーバー、お好みを訊いてすぐに作ってくれるカクテルバーなどもありました。↓最上階にある船上プール。とても暖かい水温でした↓昨年のフェリーは『食堂』とか『ファミリーレストラン』のような雰囲気でしたが、今年の船は、なんだかすべて洗練されてオシャレな雰囲気でした。そういえば、昨年のフェリーのレストランでは、なぜか、日本アニメ『キャプテン翼』が日本語で流れていました。フランス語の字幕で、本当に不思議でしたさて。来月は約半年ぶりの合奏レッスンがあります。また今年度も（オランダではちょうど今が新学年スタートです）どうぞよろしくお願い致します。小川　朝子より
06Jun
- 『映画音楽の夕べ』無事終わりました
  みなさま先日の話題と前後しますが、先月は、ORVEO『Vecht Harmonie Orkest』による『映画音楽の夕べ』にソリストとして出演させて頂きました。オーケストラとの共演は数年ぶりでしたので、とても楽しみに本番に臨む事ができました。曲目は、オケからのリクエストもあり『シンドラーのリスト』や『タイスの瞑想曲』。また、その頃日本では元号が『平成』から『令和』に変わったばかりでしたので、何か日本の曲を入れさせて頂けたらと思い、『ふるさと』を演奏させて頂きました。↓演奏終了後、（全員でないのが残念なのですが）指揮者エリック・クラインさんやオケのメンバーの方々と一緒にパチリVechtは、車でアムステルダムから南へ約20分行った所にあり、トリオの演奏で割と頻繁に行く街です。街並が美しいことでも知られ、各家の敷地内に噴水があったり、ボートがあったり、庭で車が走れるようなスペースを持つ邸宅が多いので、車で走っていてもなかなか見応えがあり、特にクリスマス時期は各家ごとに独自の（ときには屋根より高い）大きなクリスマスツリーや電飾などが飾られていて、なんだか夢のような街ですただし、そういった所得の方が多く住まわれているので、排他的な方も中にはいらっしゃるような印象を持っておりました。また初めてのリハーサルの日が、オランダの終戦記念日の直後にあったので、第二次世界大戦では敵同士だったオランダ人と日本人、そんな私をオランダ人は受け入れてくれるかな・・・なんて、ちょっとドキドキとして顔合わせに臨みましたが、一緒に音楽を奏でると、よくも悪くもやはり一緒に弾いている方の気持ちなどが手に取るように分かってしまいますね。休憩の後には、あ〜、私はここにいて良いのだ、私の演奏をして良いんだ、と元気な気持ちになりました↓リハーサル（演奏会では、音楽に合わせてその映画が流れるセットでした）本番終了後、現地の方からは『”ふるさと”を初めて聴いたが、心に沁みてきた』『涙が出た』『新しい日本を一緒にお祝いしたい』・・・などのお声を頂き、オランダから、日本を想う気持ちをオランダの方々と共有出来て、なんだか嬉しかったです↓ポスターさて。今月29日は、年に一度のバイオリンコンクールがあります。今年も門下生2名が出場します。場所はアムステルフェーン音楽学校内のホールです。（デパート／バイエンコルフより徒歩すぐ）入場無料です。お時間のある方は、是非（拍手で）応援しにいらして下さいね。小川　朝子より♪演奏会＆イベントのご案内♬6月10日（月）Deshima Trio定期公演　15時半〜@Heemstede6月11日（火）Deshima Trio定期公演　15時〜@Den Haag6月22日（土）Deshima Trio定期公演　14時半〜@Beekbergen6月29日（土）子供のためのバイオリンコンクール　午前＠アムステルフェーン音楽学校内ホールDeshima Triohttps://www.stichtingmuziekinhuis.nl/ensembles/deshima-trio/
03Jun
- 初夏の発表会2日間終了しました♬
  みなさまだいぶ間が空いてしまいましたがお元気でしょうか。5月25日に引き続き、昨日無事2つの発表会を終えることができました。今朝は、久々にホッとした朝を迎える事ができました25日の発表会では、開演直前に弦が切れるなどのハプニングがあったり、昨日はオランダでは珍しく30度を超える夏日になり、その日のために用意したニットのドレスが暑すぎて着れなかった女の子がいたりと色々とありましたが、その中でも特に印象に残ったのは、初めての発表会で、緊張して涙が溢れてきてしまった生徒。最後の全員合奏では一番前でしっかりと演奏して、なんだか輝いてみえましたその後のご両親の落ち着いた暖かい対応は、傍で見ていてじ〜〜〜んとくるものがありました。昨日の帰り道、本当に心からホッとする気分を味わえたので、イタリアンレストランで、久々のアイスと野菜のラザニアを頂いて来ました♬私の元に習いに来ている生徒さんのご両親は、プロの演奏家も何人かはいらっしゃいますが（桐朋時代の先輩の親御さんも）、大半は音楽には無関係だったバイオリン初心者の親御さんです。楽器を持つ手が左手か右手か分からないけれど、音楽が好きだったり、子供さんが興味があるようでいらして下さってゼロから始められる方が多いです。結構熱心な方が多く（多分皆さんそうだと思います）、大事な場面ではしっかりと落ち着いてお子様のサポートをされている御姿を拝見し、こちらも色々な場面で勉強させて頂いております。レッスンや発表会を通して、そういった生徒さんやご家族の本当に様々な心の機微に触れる事があり、こちらが学ばせて頂くことも多く、日々感謝の思いでいっぱいです。↓大輪のペチュニア。美しくてついパチリさて。今月29日は、年に一度のバイオリンコンクールがあります。今年も門下生2名が出場します。場所はアムステルフェーン音楽学校内のホールです。（デパート／バイエンコルフより徒歩すぐ）入場無料です。お時間のある方は、是非（拍手で）応援しにいらして下さいね。♪演奏会＆イベントのご案内♬6月10日（月）Deshima Trio定期公演　15時半〜@Heemstede6月11日（火）Deshima Trio定期公演　15時〜@Den Haag6月22日（土）Deshima Trio定期公演　14時半〜@Beekbergen6月29日（土）子供のためのバイオリンコンクール　午前＠アムステルフェーン音楽学校内ホールDeshima Triohttps://www.stichtingmuziekinhuis.nl/ensembles/deshima-trio/小川　朝子より
12Mar
- 発表会でした
  みなさまこんにちは一昨日は発表会でした。前回は12月でしたが、その時に出れなかった方のために色々と突然決まりまして、寒い中、23人の生徒さんが一人も休まずいらっしゃいました。今回の会は、個性溢れる（ほぼ全員）オランダ人のクラス。楽しい演奏が溢れていました。さて、本日は合奏レッスンです。レベルと年代・言語で4グループに分けて行っています。むかしむかし、合奏レッスンを英語と日本語で同時に行っていたのですが、私の2カ国語切替えの点で右往左往しまして、30分のところ50分になってしまったので、その教訓を活かして、合奏レッスンのグループ分けをしてみました。今日はお二人風邪でお休みですが、頑張って行って参ります↓素敵なお皿のセットを頂きました♪3月の演奏会のご案内♪3月14日（木）19時30分@Hoofddorp3月19日（火）19時30分@Volendam3月29日（金）15時00分@Nuenen3月30日（土）15時30分@Overveen3月31日（日）15時00分@Warmondhttps://www.stichtingmuziekinhuis.nl/concertagenda/?qcAC=1&dd-ensemble=deshima-trio小川　朝子より
11Mar
- 3月11日（＆ご報告）
  皆様こんにちは。本日3月11日は震災の日ですね。ついこの前だったようなとても大きな出来事でしたが、当時奇跡的に助かった小学生の男の子のお話を偶然拝見し、彼らももう大学生なのだと知りました。あんな大変なことがあっても、立派に成長されたという気持ちと、ここに来るまでの様々な想い、そして今もなお続く様々な気持ちの葛藤を思うと、本当にいたたまれない思いでいっぱいになります。あの出来事から、私の生活の中でひとつだけ他のオランダ人には理解出来ないことがひとつ増えまして・・・。あまり大きな声では言えないのですが。乾燥機を使った際に出る水（タンクに貯まるタイプのもの）を捨てるとき、心の中で（ありがとう）と言ってしまいます。もともとは排水の類いなのですが、それでも一応水は水。何かあった時に、何かの足しになるだろうな・・・、なんて具体的に考える自分がいます。昨年の神戸の台風で、たった1日だけですがライフラインを失った時、水や電気の大切さを身にしみて感じる事が出来ました。そんな中、今日は嬉しいご報告です。あの後2011年夏、KLM航空のサポートを頂いて実現した震災復興コンサートツアーで頂いた約70万円ちょっとの義援金を寄付をさせて頂いた宮古市民文化会館が、すでに再オープンされている事を伺いました。当日は、地下にあるホールの音響の大切な部分が津波によって破壊されてしまったので復旧はおそらく無理だろうと言われていました。寄付する時に、それでも大丈夫ですか？と言われました。↓2011年8月　復興コンサートの会場のひとつ・さくらぴあ＠廿日市市↓岩手県宮古市　2011年8月　毎年BBQをした砂浜へ再訪した時の写真↓2011年8月　外から津波の跡はあまり見られませんが、中には入れませんでも、それでもとうとう何年もかかっても復旧し、今では毎日素敵な音楽がホールに響いているようです。震災の復興サポートを通して、色々な方との出会いがありました。これまでツアーにご協力下さったオランダ・日本・地域の方々・企業の皆様・ご寄付下さった皆様・すべての皆様に心より感謝しております。↓あの津波の海岸沿いにある宮古市市役所にて↓花巻名物『煮干しラーメン』↓復興コンサート＠京都大学・防災研究所↓復興コンサート＠多摩センターありきたりな表現で大変恐縮ですが、大震災で犠牲になられた方々とご親族の皆様、そして被災者の皆さまに、あらためて心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。2019年3月11日小川　朝子より
11Jan
- コンサート前の♡ふわっふわロール
  みなさまこんにちは。前回のロッテルダムコンサートの空き時間に、数人の友人・知人からとてもとても熱心に勧められていたカフェに足を運んできました。場所はロッテルダムブラーク駅より徒歩5分。日本にあるような、ちょっと可愛らしいコージーな雰囲気のお店です。オーナーの方は、日本が大好きすぎてたまらないという中国人の方で、大学ではITを専攻されていたとか。そんな方が日本風カフェを企業するって、すごいです言い方はアレですが、よくある中国の方が日本のレストランをつくった、という感は、驚くほどまったくありません。カフェの中はTHE・日本日本に帰国中の、オランダに帰る前に何買っておこうかな〜なんていうワクワク感すら感じてしまいますメニューはロールケーキだけで14種類。竹炭入りやラズベリー・キャラメル風味まであります。オーダーしている方が多かったフカフカのパンケーキ7種類、（↑お好み焼きパンケーキというのも）玉露などの緑茶たくさん、抹茶・ほうじ茶ラテなどのアレンジ系ドリンク多数、生チョコ（抹茶・ほうじ茶）、予約をすればハイティーなども。もちろん抹茶が苦手な方にはコーヒーやソフトドリンクなどもありますとにかく種類が多いです。ただし、売り切れるのも早いですround & roundHoogstraat 55A, Rotterdam11:00〜18:00（日曜は12:00〜17:00、月曜は定休日）↓左）抹茶ラテ・きな粉がけ《オータム・リーフ》※期間限定（€3,90）　右）抹茶＆あずきロール《もしもし》（1切れ€3,50・1ロール€19,60）↓わりとボリュームがあります。しっとりふわふわ↓店内の一画にありました。和みます↓うれしいことに、ケーキと交換できるポイントカードをもらえますロールケーキを堪能した後、またコンサートホールへ戻りましたロッテルダム界隈に行かれる方で抹茶好きな方、おすすめですご紹介下さったみなさま、どうもありがとうございました小川　朝子
10Jan
- トリオ＆3年ぶりの
  みなさまこんにちは。今日（9日）も、アムステルダムにてトリオのコンサートでした。知人がいらして下さったのですが、演奏後お会いした時に、感動で涙されていて、私がそれに感動してしまいました。感動は伝わりますねそして、ちょっと間が空いてしまいましたが、先々週本当に久々にロッテルダムのDoelenで演奏して参りました。3年ぶりでした。ここは、人生初めて親元を離れ留学をし、まだ言葉もつたない私がオランダで初めて演奏した思い出深いホールです。当時はコンサートマスターでした。今回はサブコンサートマスターでした。当時も今回も、ありがたい事に満席でした。↓休憩中の様子当時はコンサートマスターとして、そして世界初演で、さらに曲があまりにも難解なため、グループリハーサルも必要となり、リハーサルでは、何人かのプレイヤーから『ここのフィンガリング（指遣い）はどうするの？』と訊かれてオーバーリアクションで必死に対応したり、後ろの席の方から、『あなたリズムが違うわよ！』と何度もだめだしされ、実はリズムはあっていたのだけれど、言葉がうまく出来ずにきちんと言い返せなかったり、本当に色々な想いを経験させてもらいました。そのお蔭で、少しは言葉がうまく出るようになりましたが、まだまだ完璧にはほど遠いので、何語も頑張ろうと思いました。（リズムや音読みに関しては、中学時代に大変素晴らしい（そして厳しい）お二人のソルフェージュの先生の御指導のお蔭で、今でも迷うことなく仕事に集中出来ております。大々感謝です）↓リハ中、記念に1枚年末年始に初心に戻る、初心を思い出すのはなんだか気持ちがフルフル嬉しいですそれでは、みなさまごきげんよう小川　朝子
06Jan
- コンサート前のおにぎり・・・
  みなさま、こんにちは。三が日も終わり、もうすぐ初出勤・初登校・はたまた新宿辺りではショッピングに大賑わいかしらと想像しておりますが、みなさま、今年1週目はいかが過ごされましたか？1月4日（金）はトリオのコンサートでナイメーヘンに行って参りました。↓居心地の良い控え室にて会場には2時間以上前に到着したので、少しゆったりとした気持ちで練習することができました。こういう時間ってとても大事ですね。トリオのコンサートはだいたい車で移動ですが、今回は本当に久々に電車を使いました。その久々なNS（国鉄）の駅のお店で、なんとこんなものを発見しました。なんと、オランダ初、おにぎりですアムステルダムには1軒日本人経営のおにぎりやさんがあり、（他にもケータリング店舗でオランダに2軒あるそうです）たまに頂いているのですが、まさかローカルのお店でこうして見かけた事がなく、一瞬『コレはナンだ！？』と見入ってしまいました。ということで、もちろん試食です。鮭（枝豆入り）を選びました。確かにここはオランダの駅のお店。期待してはいません。でも、出した瞬間に中身の白米がサラサラッと、いかにもナチュラルな塩梅で崩れ落ちましたテーブルに散った白米たちを掃除しながら、いつか、3年後くらいには改良されて、あのもちもちの美味しいおにぎりに成長していますようにという思いを込めて大切に頂きました。そういえば、どこに鮭があったのだろう・・・。ちなみに海苔はパリッパリでした今日が冬休み最後の日という方も多いかも知れません。風邪などお召しになりませぬよう、楽しく充実した1月になりますように♪1月の演奏会のご案内♪1月9日（水）14時00分＠Amsterdam1月26日（土）15時00分＠Nijkerk詳細はコチラをどうぞ↓https://www.stichtingmuziekinhuis.nl/ensembles/deshima-trio/小川　朝子より
03Jan
- 1月2日　初仕事でした
  みなさま、こんにちは。今日はデシマトリオでの2019年度初仕事でした。↓可愛らしいお花を頂きました次回はあさって1月4日（金）です。シュトラウスの『美しく青きドナウ』など、ワルツだらけのニューイヤープログラムとなっております。お近くの方でご興味のある方は是非どうぞ1月4日（金）15時30分＠Nijmegen1月9日（水）14時00分＠Amsterdam1月26日（土）15時00分＠Nijkerk詳細はコチラをどうぞ↓https://www.stichtingmuziekinhuis.nl/ensembles/deshima-trio/今日は少し寒いオランダでしたが、最近あまり寒い日がないように感じます。みなさまの所はいかがでしょうか。引き続き、みなさま楽しい三が日をお過ごし下さいませ。小川　朝子
01Jan
- 新年のご挨拶
  皆様明けまして　おめでとうございます2019年　皆様とともに心身共に健康で　輝かしく　夢に少しでも近づける年になるように頑張りたいと思いますそして　サポートして下さる皆様にバイオリンの音を通して少しでも皆様の心のお力になれればと切に願っております皆様にとりまして　素晴らしい年になりますよう心よりお祈り申し上げます元旦小川　朝子↑コルシカ島の日の出（夏に訪れた時のもの）
30Dec
- 20年ぶりの再会
  皆様こんにちは。そろそろ大晦日ですが、皆様はどんな風に年末年始は過ごされていらっしゃるのでしょうか。少し前ですが、20年ぶりに高校時代のクラスメートに会いました。何度かあった桐朋の同窓会でもすれ違い、卒業後はお互いに演奏活動で海外に飛び立ってしまいまったく会えず。けれどとうとうノルウエー管弦楽団のコンマスとして、オランダコンセルトヘボー公演の演奏終了後、帰りの飛行機に乗る間にちょこっとだけ会えました。何も変わらず、でもお互い経験は積んでいました（笑）。世界の片隅で会えるって素敵♪と思えるぎゅっとつまった時間でした。また来てね♡♪1月演奏会のご案内♪1月2日（水）14時30分＠Nieuw Vennep1月4日（金）15時30分＠Nijmegen1月9日（水）14時00分＠Amsterdam1月26日（土）15時00分＠Nijkerk詳細はコチラをどうぞ↓https://www.stichtingmuziekinhuis.nl/ensembles/deshima-trio/今年、もう1度くらい更新出来たら良いな〜と思っておりますが、ひとまずお先に・・・、皆様、健康で良いお年をお迎え下さいませ。小川　朝子より
28Dec
- 小さな夢が叶った♡
  クリスマスも終わりお正月まであと数日ですが、みなさまお風邪など召されてはいませんか？先週の水曜日（12月19日）、私の小さな夢のひとつがスルンと叶ってしまいましたそれは、フィギュアスケートのアイスショーに出演するということ。むか〜しむかし、フィギュア界の元プリンス・プルシェンコが、アイスショーで男性バイオリニストと氷上で共演しているのを観て、あ〜〜〜〜〜素敵〜〜〜〜〜〜〜と魅入っておりましたが、そんな私にお話があった時は、実は色々と時間もなく、その日は直前まで別の大切なコンサートが入っており、色々と限りもあり、何より氷上での楽器は大丈夫なのかとの心配もあり保留させて頂いていました。心の中ではやりたいけれど、十中八九は無理かな〜と思っていました。ところが、その返答の間にもオーガニゼイションは準備を進めて下さっており、翌日には専用のシートまで用意して下さって、安全性・保温性などを絵付きできちんと説明下さり、私もこれだったらと納得。観客は子供たちや女性・家族連れが多いのと、たまたま我が家に伴奏CDというのがあったので、ディズニーの曲から《美女と野獣》を選ばせて頂きました。これがショーの2日前。暗譜出来るか、伴奏CDとピッタリ合うかどきどきでしたが、無事に終了。なんとか皆様に喜んで頂けたようでホッとしています↓ヨーロッパ・カナダ選手権でのメダリストでもあったKornienko御夫妻。（現在は振付師＆コーチとしてご活躍されていらっしゃいます）↓リハーサルちょっと前のヤープエデンバーンショーの最後には可愛いサンタさんから、お花のプレゼントがありました楽しい一日の締めくくりになりました。ありがとうございました。♪1月演奏会のご案内♪1月2日（水）14時30分＠Nieuw Vennep1月4日（金）15時30分＠Nijmegen1月9日（水）14時00分＠Amsterdam1月26日（土）15時00分＠Nijkerk詳細はコチラをどうぞ↓https://www.stichtingmuziekinhuis.nl/ensembles/deshima-trio/小川　朝子より
18Dec
- チャリティオークション会場にて
  お久しぶりです前回の更新から季節は巡り、秋を越して冬に突入しておりますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。秋から師走にかけて、じりじりと、けれどクレッシェンドのようにやるべき事が増えて来て、本当に心からありがたいことなのですが、お仕事の方で色々と呼んで頂く事が増え、ブログの更新までたどり着けておりませんでした。すみません先日は、アムステルダムのチャリティオークションにて、国立バレエの首席ソリストであるIgone de Jonghさんと共演させて頂きました。何度かバレエでは拝見した事があったのですが、その頃は物語に集中しすぎてどなたがどなたか分からず、今回ソロで初めて共演させて頂きました。↓こんなところですが、みなさまここがどんな施設かおわかりになるでしょうか実は、この会場は体育館です。バスケットゴールがあるのが見えるでしょうか。ディナーでバンケットに行く時に通った通路からはこんな景色が・・・↓さすがに、カーペットをひいたりして装飾すると、体育館とは一見分からなかったです。Igoneさんは、国立バレエ全員の中でトップなので、どんな方なのかなと思って楽しみにしておりましたが、期待のさらに上をいく方で、リハーサルの時から徹底して、爪の先まで気が入っているような演技で、休憩中も姿勢や表情が崩れず、とても濃いオーラを放っていらっしゃいました。さて。クリスマスを過ぎると、この数ヶ月の怒濤の毎日が一区切りつくので、その頃からは、過去のコンサートや、最近発見した素敵なカフェでもご紹介出来たらと思います。オランダは数日前に雪が降ったりと冬本番を迎えていますが、皆様もお風邪をお召しになりませぬよう、ご自愛下さいませ。小川　朝子より
11Jul
- 発表会・コンクール・演奏会・・・そして結婚式
  みなさま春の更新からかなり空いてしましましたが、皆様の地域は、天候等による被害はありませんでしょうか。こちらは、オランダらしくない暑い日々が続く事が多く、今まで住居にクーラーの必要がなかった国にとっては大打撃のようで、現在オランダでは水不足が懸念されています。世界中、異常気象のようです。さて。私の方は、本当に久々に生徒の発表会があったり、音楽コンクール、レッスン、リハーサルやコンサートが絶え間なくあり、今朝ようやく一段落ついた所です。昨日は、7月最後のコンサートを終え（人前での演奏は今月はまだ3回あるのですが）、気持ち的にも時間的にも余裕ができ、少しホッとしている所です。↓演奏後は、50分程時間があったので、以前ご紹介したPekelhaaringでランチでした（サバマヨサンドイッチ、量もあるのにさっぱりとした口当たりで美味）その後のレッスンでは、今月で日本に本帰国される生徒さんが最後のレッスンにいらっしゃいました。3歳から約5年指導させて頂きましたが、その間にご兄弟が出来たり他の分野でも活躍したり、また様々な葛藤があった時期もありましたが、先月の音楽コンクールでは見事2位を獲得しました。日本に帰ってからの更なるご活躍を期待しております。↓御本人力作のカード、そして素敵な器を頂きましたさて。今月7月は、知人や友人の結婚式が3件あり、楽しく嬉しい月になりそうです演奏でも参加させて頂くため、そのカップルに合った選曲をしたり、演出や衣装の色等の細かい打ち合わせにも参加させて頂いたり、やはり結婚式って素敵でわくわくしてしまいますもちろんその合間をぬって、レッスンにも励んでいますが、一生の思い出に残る素敵で愛の溢れる式になるように心から演奏させて頂こうと思います。最後ですが、西日本の災害により被害に合われているすべての方々、それに関わっていらっしゃるすべての方々が、無事で、心が休まるような気持ちに一刻も早くなれます事を心よりお祈り申し上げております。小川　朝子より
- 皆さまの地区は大丈夫でしょうか
  皆様ご無沙汰しております。西日本のニュースをオランダより拝見しておりましたが、大雨が降って天災につながるニュースや映像は、胸にささるものがあります。祖母が住む地域にも避難勧告が出ていたり、また知人には避難生活をしている方や、連絡がまだつかない方をもつ友人もおり、モヤモヤと落ち着かない気持ちでおります。この度の災害により、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族の皆さまにお悔やみを申し上げます。また、被災された方々、そしてこのニュースをご存知のすべての方が、無事で、心が休まるような気持ちに一刻も早くなれます事を心よりお祈り申し上げております。2018年7月11日小川　朝子
11Mar
- あれから7年・・・そして23年
  みなさまこんにちは。今日は、東日本大震災からちょうど7年ですね。そして阪神・淡路大震災から約23年です。（ちなみにピアソラの誕生日でもあります）昨日、少しお話させて頂いたアムステルダムでの停電中に、被災された方々や場所のことが思い浮かび上がってきました。震災後訪れた神戸では、青いビニールシートがかけられた家がちょこちょこあったり、震災後訪れた岩手県の高台では、よく見ていた海の景色ががらっと変わっていたり。岩手県でボランティアでのコンサートにいらして下さった被災者の方が、テント住まいにも関わらず、きちんとした格好で聴きにいらして下さった事とか、テレビで見た津波の映像の場所を偶然通りかかった時の奇妙な気持ち。きっと、あの時に味わった気持ちは忘れられないと思います。今日という日を通して、これまでの震災のひとりひとりの犠牲者が、どうか安らかな気持ちでいらっしゃれますように。そして、それに関わった本当に多くの方々の心が、少しでも、癒されますように。私も、私のバイオリンの音色で、そういった方々も、そしてそうでないけれど、人生や日常の中で傷ついた方々の心を少しでも癒していければという想いで毎日頑張ります。↓昨日の約7時間の停電中の食卓にて本日は、アムステルダムでは、Hope Step Japanが17時30分より、福島に関するショートムービーとディスカッションを行うそうです。入場料はおにぎり2つ＆お味噌汁つきで€10だそうです。（寄付も受付）お時間のある方は是非どうぞ。van Ostadestraat 385H, Amsterdamhttp://hopestepjapan.com/愛をこめて小川　朝子
10Mar
- サプライズプレゼント＆演奏会のお知らせ
  みなさまこんにちは。3月も中旬に入り、オランダは最高気温がプラスになるようになり、急に過ごしやすい気候になってきました今日はなんと、午前からアムステルダム広域に渡って停電がありました。（我が家は夜に復旧しましたが、まだ未完の場所もあるようです）携帯が充電出来ずにバッテリーゼロとなってしまい、電話にも出れず、固定電話も通じず、PCもオープン出来ず、外部とのコミュニケーションは行くしかないという状況。そしてもちろんお湯は出ず暖房も使えず、冷蔵庫などももちろん電源入らず。電車は動くけれど一部トラムは動かず、大きなカフェやお店もクローズ。お店でのお買い物も現金で、おつりがなくて買えない事も震災の教訓で、お水だけはいつも大量に確保してあるのですが、水道は特に問題なく、けれど結構長い時間に感じられました。そんな中、昨日は私の誕生日で、色々な方からお祝いメッセージ・お電話を頂き、本当にありがとうございましたそんな訳ですぐに返信、または電話に対応出来ず本当にごめんなさい。ご心配をおかけしました。そして、嬉しい2つのサプライズプレゼントを頂きました1つは、ある管弦楽団（Het Gelders Orkest）が、私がそこで演奏していないのに、ハッピーバースデー（オランダ語版）を楽団全員でラジオ録音して送ってくれました。たまたまその日、他の演奏家の方のお誕生日でその前にも演奏したらしいのですが、2回目の良い演奏を私に・・・というある方の計らいでした恐れ多くも大感謝です一生保存させて頂きます2つめは、ちょっと本当にびっくりなサプライズだったのですが（購入して頂いたもの）、ちょっとネットではどうかと思いますので、もしなんだろ？と思われた方、直接私にお訪ね下さいませ・・・ちなみに・・・翌3月10日は私の母のお誕生日です。お母さん、お誕生日おめでとうございます健康で、楽しく素敵で幸せな1年になりますように（これを見てるかは・・・疑問です）また、お雛様の時に、生徒のSさんから、こんな可愛らしいプレゼントを頂きました。頂くのがもったいないのですが、器もふんわり可愛らしく、遠慮せず大切に使わせて頂きます。ありがとうございました。そして先日、私の大好きなチョコレートショップ第3位の中にいつも入っているお店『Galler』のこんなお土産を頂きました。チョコレートは、基本的にナッツ入りやマジパンはあまり嗜みませんが、キャラメル入り、特にこの2種類（ブルージュ・・・キャラメル風味・抹茶パッション・・・抹茶とパッションフルーツが見事にマッチ）が大好きで、ベルギーを通過する時必ずお店に立ち寄っております。今回は、こんな素敵な物も・・・↓濃厚な抹茶が楽しめます。さて。3月の演奏会のご案内です。今シーズンより、新しいプログラムを入れていきます。お楽しみ頂ければ幸いです3月20日（火）14:45開演　ラーレン3月26日（月）15:00開演　アクターフェルドhttps://www.stichtingmuziekinhuis.nl/ensembles/deshima-trio/今日も、ここまでおつきあい下さりありがとうございました。みなさまにとって、平和で素敵な週末になりますように小川　朝子
- 1000個目の金（フィギュアスケート＠五輪）
  皆様、お元気ですか？冬季オリンピックも終わり、なんだか急に春めいてきましたね前回アイススケートについて、ただ個人的に好きで書いておりましたが、なんと今までの10倍以上のアクセス数にこちらが驚いてしまいましたやはりそれだけ、日本のフィギュアスケートの人気はすごいものを感じます。男子シングルSP（ショート・プログラム）・FS（フリー・スケーティング）、異常にハイレベルな戦いでしたね。前回予想した3人が見事1、2、3位となりましたが、見事、羽生結弦選手が2大会連続、そして冬季オリンピック第1回から数えて第1000個目の金メダルでしたね。さらにSPでは、日本のテレビ放映では反映されていないようでしたが、他国の映像では、赤ちゃんの鳴き声のような声がその時間辺りだけ聞こえてきて、そんな中、羽生選手はよく集中したな、と思いました。ソチオリンピックで金メダルを穫った直後のお母様との会話が、《演技の反省点》だったり、ここに来るまでに他のすべてを犠牲にしてきたという言葉から、想像以上の衝撃を感じました。↓先日行われたオランダフィギュア国際大会にて（直前ウオームアップ）。日本からも素晴らしい選手がいらしていました。　　　　　　　　　　　　　　　※下記↓より、フィギュアスケートのマニアックで超個人的な感想なので、？？？という方は今回は飛ばして、是非次回をご期待下さいなんだかどこかの雑誌では、羽生選手とオーサーコーチがどうのこうのと書かれていましたが、率直に、書かれているような確執は私はないと思います。（↓ここからは、ただの個人的な感想です）オーサーコーチの表情や反応を拝見していて、おそらくフェルナンデス選手はコーチの言う事をきちんときいてきちんとこなし、私生活も器用に楽しむ優等生タイプの生徒で、コーチとしても、きちんと管理出来て色々と先の予想がつきやすく安心出来る生徒なのだろうなと思います。それが、テレビ画面ではコーチの（安心の）笑顔として映し出される事が多かったように思います。一方羽生選手は、限界と思われる一歩上を普通に挑戦するタイプの選手ですので、コーチが安全策を練っても、更にその上（の上）に向かっていく性格で、競技の上でもリスクが大きく（ご本人はリスクとは思っていないと思いますが）コーチにしてみればコントロールしにくく先の予想がつかず、コーチも毎回手に汗にぎる気分なのではと思います。そういうのがあって、『怪我をして良かった』という言葉が出てくるのだと思いますし、練習中や演技中のうなる表情や、何か非常に言いたそうな表情をみると、心臓が非常に疲れる生徒なのだろうと思います。キス＆クライでの表情も（今回はその後フェルナンデスがいたのでSPのみ同席でしたが）点数が出るまでの表情がコーチ御自身にとってもどきどきだったと思います。『彼は非常に頑固』という評価は、『一度だけの王者』に甘んじない羽生選手の姿勢をよく理解されていて、オーサーコーチの心情溢れる褒め言葉だと思います。オーサーコーチ門下の他の選手たちには『頑張れ！よくやった！』という言葉や笑顔が多々出ますが、羽生選手への表情は、祈る表情や拳を握る振る舞いからも、そういったことが現れているなと思います。前回と今回は、冬の、かなりマニアックな話題でしたが、そういった事が好きな方が『なるほど〜』と感じて頂ければ幸いです。小川　朝子
16Feb
- スピードスケートとフィギュアスケート
  みなさま、お元気でしょうか。こちらは、お天気は非常に良いものの地味に寒い日が続き、友人・知人がインフルエンザでどんどん倒れていくのを目にしながら、とうとう2月1日には私も（おそらく）インフルエンザになってしまいましたオランダでは、＊熱が38度を超えていて＊全身に痛みがあると、検査なしで、まあインフルエンザでしょうといわれます。オランダではインフルエンザになっても、体調が大丈夫であれば普通に通勤・通学して良いので、簡単にうつってしまいます。病院の方も、診察の予約の電話をしても、『熱があって身体が痛いのね。それは、ウイルスに対する身体の自然な反応で、薬飲まない方があなたの身体のためよ。おうちでゆっくり寝ていて下さいね』なんて普通に言われます。今シーズン2度目で、今回は前回と比べると軽かった方なのですが、それでも咳が出るでる、お仕事は全てキャンセル、もう外に行く元気が全然ありませんでした。ご迷惑をおかけしてしまい申し訳ありませんでした日本でもまだ流行っているようなので、皆様も是非ご注意下さいませ。さて。そんな中、オランダでは今オリンピック、特にスピードスケートの話題で持ち切りです私はもともとスポーツをテレビで観戦するタイプではないのですが、冬のオリンピックは、なぜかじっと魅入ってしまうこともあり、なかなか見応えがあります。※今回は冬のスケート競技についての話題なので、ご興味のない方は是非とばして下さい『アイススケート』は、もとも中世時代にオランダやイギリスの運河が発祥の地と言われているオランダの代表的なスポーツです。当時は娯楽として盛んでしたが、そこから農民階級と貴族階級のスケートに対する考え方に違いが生まれ、『目的地に向かってできるだけ早く到着することを重視した農民階級』と、『優雅さや芸術性を重んじる貴族階級』とで分かれ、今のスピードスケートとフィギュアスケートが生まれたそうです。特にスピードスケートは、オランダが世界一と言われているそうで、ここ数日でメダルを獲得した日本人やカナダ人選手のインタビューを拝見していると、なぜかぺらぺらのオランダ語だったのがとても印象的でした。また、冬にオランダ人の友人宅に行くと、そういえば普通にスケート靴やスピードスケート独特のあのユニフォームもあったりします。さらには、みんなでスケートに行くと、その後はおうちで刃を磨いて（歯磨きではなく）くれたりして、なんだか普通の家庭にそんなプロフェッショナルな道具が置いてあるのを拝見し、やはりアイススケートはオランダ国民の代表的なスポーツなのだなと実感します。↓こんな感じで刃を研いでいます（この他にも色々な重そうな道具があるようです）さて。そんな中、日本は先日からフィギュアスケートで盛り上がっていますね。団体戦ではシングル競技が目立ったものの、ペアでも自己ベストを更新するなど、本当にすべての日本の選手が全力で演技されていて素晴らしいなと思いました。私、フィギュアスケートは大好きです。当時大好きだったロシアのアレクセイ・ヤグディン選手を見たくて、長野のフィギュア世界選手権に初めて行った時、たまたま会場でシングルの選手の後から、アイスダンスの選手たちがぞろぞろ〜っと移動してきていたのですが、それまでは、男子・女子共にシングルに興味はあったものの、正直、ペアやアイスダンスは・・・？という感じおりました。（ペアやアイスダンスの方ごめんなさい）ところが、その方々の衣装や外見のあまりの華麗さに、思わず男女関係なく魅入ってしまいまして、これはもう異常に華やかな競技なのだな〜と実感致しました。これは、実際に会場で見てみないと伝わらないのではないかと思います。それでパッと頭によぎったのが、桐朋時代の恩師、野本先生の言葉でした。数年前、日本での室内楽音楽の扱いについて先生とお話しをしていた時、『日本は、室内楽では基本的に売れないからね』という言葉が印象的だったのをはっきりと覚えているのですが、日本人は、素晴らしいソリストのコンサートには行くけれど、（主人公が何人かいる）室内楽にはよっぽど何かない限り興味がないということでした。なので、『私は将来ソリストになりたい！』という人には沢山応援がつくし、そういった目標を持つ人がどんどん出てくるけれど、『私は将来室内楽をやりたい！』という人には、あまり興味を示されず、よってそういった目標を持つ人も少ないのではと思います。ソロも室内楽も人気のヨーロッパ全体と比較すると、それとはまた違った国民性なのかなといった印象でした。これって、今の日本のフィギュア界にも言えることなのではないのかな〜なんて思ってしまいました。歴代の選手がいて、今の日本のフィギュア界が成り立っているので、是非、シングル・ペア関係なく応援出来たら素敵だなと思います。さて。本日から男子シングルが始まりますね。注目の羽生選手も、怪我の後のぶっつけ本番ではありますが、攻めのプログラムを用意されていますね。ざっと本日のオーダーを拝見すると、4回転ジャンプを2度ショートのプログラムに組み込んでいる選手が、30人中11人もいらっしゃいました。フィギュア界の進化は本当に目覚ましいものがありますが、どうか怪我をされませんようにと心から祈ってしまいます。今回の男子シングルでは、勝ちに来ている安定感あるフェルナンデス選手、無限に強い精神力を持つ宇野選手、そして怪我をしても更に上を目指す羽生選手。興味深いです。余談ではありますが、数年前からシングルでも曲にボイスつきが認められるようになり（今までのシングルでは、競技での選曲に歌は禁止されていました）、選手の曲の選択肢がぐぐっと増えたようですが、個人的には、どうしても、競技では、もしメダルなどを狙いたいのであれば、インパクトに欠けてしまいがちになるので、もしボイスが良ければエキシビジョンにしたら良いのではないのかな〜なんて素人ながら思ってしまいます。曲って、意外に、とても重要で、その演技の印象がまったく変わってしまいます。１００％クラシックを使う必要はないと思いますし、クラシックの印象が強い方が、急にモダンやロックなんかを選んだりすると、またそれはそれで違った魅力を発見できて素敵だと思うのですが、歌は歌詞の関係で編集するのが難しく、一辺倒で平坦なイメージなりやすいと思うのです。曲と演技の構成については、以前高橋大輔選手とバレエダンサーの熊川哲也さんのインタビューで結構熱く語っていらっしゃったのが印象に残っています。実はそれまでは、熊川さんって、何となく、日本人らしくなくてイメージが掴めず、失礼ながら特に意識をしてはおりませんでしたが、そのインタビューを拝見し、その通りだな、素晴らしい方なのだな、と感動してしまいました。そしてそれを非常にうまく選曲して表現しているのが、女子シングルのザギトワ選手。別格です。今日は、オリンピック開催期間ということで、ちょっとスケートの話題ばかりになってしまいましたが、ここまでおつきあい下さいましてありがとうございました皆様にとって、楽しい週末になりますように小川　朝子

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