私は、多分ですが弱めの色覚異常です。

黒板に書かれた赤字がほとんど読めず

12年間、大事なポイントを板書出来ずに過ごしました。


先日、息子の授業参観に行きますと、赤字で注意事項が書いてあり

「全然見えへん」と今更ながら驚きました。

こんな見え方で12年も過ごした自分に、労りの気持ちが少し哀しい感情とともに湧き出してきます。

当時は周囲に理解されずにとても苦しかったです。小学生の頃は耳だけで乗り切れましたが、中学生にもなるとそうもいかず、ずいぶん苦しかったです。


先日、息子を眼科に連れて行き色覚異常の検査を受けました。

が!!!

本の中の数字を見せて

猫「はい!異常なし」

こんな検査でした。

50年も変わらない検査ってどうなのよ?

びっくりしました。


私もあの本では異常なしです。

明るいところなら、少し読みにくい程度で読めます。

信号も標識も大丈夫です。

黒板の赤字は識別に高い集中力が必要で、光の加減によっては字があることに気付きません。

海上の航路ブイは何時方向か教えてもらっても見えない事があるので、船舶免許の更新は出来ていません。

海中では、他の人が気付かないような海の生き物がはっきり視えて重宝されます。

多分、先祖は海の民(笑)

海中では赤は表現されないので、見えなくても問題なしです。


遺伝らしく、母親が色覚異常だと男の子は100%遺伝するそうです。

私の場合は母方の曽祖父が色盲でした。

父は人が振り向くような色のセンスだったので、単に悪趣味だったのか、色覚異常があったのかもしれません。


眼科のホームページを見て、詳しい検査をしてくれるところを探していますが見つかりません。

ほとんどは、例の本で検査して異常があれば大学病院を紹介すると書いています。

これも学びの権利を守っているとは言えない状況だと感じました。


日本って、本当に子供の育ちに無頓着。