人道支援物資を載せたとされるロシアのトラック３３台と車両２台の計３５台が１２日深夜、南部ロストフ州の検問所からウクライナ東部に越境した。ロシアメディアが伝えた。
ロシアは８月、ウクライナや赤十字国際委員会の同意なしに人道支援物資を載せた２００台以上のトラックをウクライナ東部ルガンスクに派遣、同国や欧米から反発を招いた。今回はロシア人道支援の第２弾の第１陣とされているが、再び批判が上がる可能性がある。
車両はロシア側の税関職員の「検査」を終え越境したという。入った先はウクライナ政府と対立する親ロシア派武装組織の支配地域とみられる。
ロシア側は支援物資を載せた車両をロストフ州に数週間前から派遣していたという。（共同）