覚醒剤や合成麻薬MDMAを使用したなどとして、覚せい剤取締法違反と麻薬取締法違反の罪に問われた歌手、ASKA(本名・宮崎重明)被告(56)に、東京地裁(植村幹男裁判官)は12日午後、判決を言い渡す。求刑は懲役3年。
ASKA被告は8月末の初公判で起訴内容を全面的に認めていた。弁護側によると、7月に保証金700万円を納付して保釈された後、薬物依存の治療を続けている。
公判では覚醒剤使用について「我慢できなかった。恐ろしい薬だ」と述べ、「ファンや関係者の信頼を裏切った」と謝罪した。
共に逮捕され、覚せい剤取締法違反(使用)の罪で起訴された知人の栩内香澄美被告(37)は自身の公判で、薬物使用について「ASKA被告が何らかの方法で私に使用した」と無罪を主張。ASKA被告は栩内被告とともに使用したことを否定しており、言い分は食い違っている。