新潟地検は10日、新潟県新発田市の女性パート従業員=当時(22)=に対する強姦致死罪などで起訴した無職、喜納尚吾被告(31)を、新潟地裁での勾留質問中に逃走しようとしたとする逃走未遂罪で追起訴した。
起訴状では、6月25日、地裁1階の部屋で、わいせつ目的略取未遂事件の勾留質問中に、裁判官と書記官の隙をついて窓から飛び降り、逃げようとしたとしている。
約5分後、約350メートル離れた地点で駆け付けた警察官に取り押さえられ、現行犯逮捕された。
新潟県警は7月31日、パート従業員を殺害したとして殺人容疑などで再逮捕したが、新潟地検は8月20日、殺意の認定が困難だとして強姦致死罪などで起訴した。