財務省と内閣府が11日発表した7~9月期の法人企業景気予測調査によると、大企業の全産業の景況判断指数(BSI)はプラス11・1で、前回4~6月期のマイナス14・6から改善した。プラスは2四半期(半年)ぶり。消費税増税に伴う駆け込み需要の反動減からの持ち直しが鮮明になった。
大企業の景況感は10~12月期にプラス9・9、2015年1~3月期はプラス7・3となる見通し。
7~9月期の大企業のBSIは製造業がプラス12・7、非製造業はプラス10・2でいずれも改善した。
BSIは、自社の景況感が直近の四半期と比べて「上昇」したとみる企業の割合から「下降」したとする企業の割合を差し引いた指数。調査時点は8月15日で、約1万3千社が回答した。