マツダは11日、全面改良した小型車「デミオ」の予約受付を開始したと発表した。デザインを刷新して躍動感を持たせたほか、新開発した1500ccの小型ディーゼルエンジンを初搭載した車種も用意する。燃費性能は1リットル当たり30キロとハイブリッド車(HV)や軽自動車を除く普通車では最も高い。
ガソリンエンジン車は今月26日、ディーゼルエンジン車は10月23日に発売する。価格は135万~219万2400円。月間販売目標は5千台を掲げた。
デミオは1996年の発売以来、今回で4代目。新開発したディーゼルエンジンは低燃費に加え、2500ccのガソリンエンジン並みの加速力を持つ。小飼雅道社長は10日、東京都内で開かれた発表会で「走る歓びと優れた環境性能をお届けするクリーンディーゼルエンジンのさらなる普及を図りたい」と強調した。
「CX-5」「アテンザ」「アクセラ」に続き、独自の環境技術「スカイアクティブ」を展開したモデルの第4弾。野生動物の動きを表現した「魂動」デザインを小型車用に再構築し、小さいながらも躍動感がある外装を表現した。