【話の肖像画】世界文化賞(絵画部門)受賞者 マルシャル・レイス(3) | 毎日のニュース

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人生に希望と勇気をもたらす作品

 〈生まれた土地が、芸術家の作品に影響を及ぼすことは決して珍しくはない。レイスさんも同様だ。代表作「メイド・イン・ジャパン」などの鮮やかな色彩は、地中海に面した南仏の光から生まれたのだという〉

 地中海の光は容赦がありません。カミソリのように、ナイフのように切り込んできます。形と光の境界をくっきりと明確にします。ですから、あの色彩、あの光と張り合うには、とても強烈な色が必要だったのです。

 それにより一層の活力を与え、私のふるさとのあの素晴らしい色彩に近づけようと、私は自作のオブジェにネオンを用いたのです。作品にさらに色彩を加え、光度を少し高めるために。そう、太陽光に負けないようにね。

 〈平面作品だけでなく、ネオンサインなどを使ったオブジェからブロンズなどの彫刻、さらには陶磁器から映像まで、多岐にわたる表現方法を持つ。なぜこれほどたくさんの手法を用いて制作を行うのだろうか〉

 気質の問題だと思いますね。人それぞれで、私にとってはそれが自然なことなのです。私は絵画を完成させる目的のために、計画的に絵を描きますが、歌いたくなれば歌う日もありますし、踊る必要があるなら踊りますよ。もちろんのことですが。私を束縛するものはありません。感情がわきあがれば、その感情をしかるべき形に変換します。