キラキラ輝いて光を反射しているような球形の姿は、まるでダンスフロアにつり下げられたミラーボール。その正体はフェオダリアという海の動物プランクトンだ。長さ約0.2ミリの骨針(こつしん)で正三角形を作り、それを組み合わせて直径2~3ミリの球状骨格を形成。その内側に直径約0.5ミリの軟かい本体が入っている。
低水温を好み、北太平洋やオホーツク海などに生息。ケイ素が主成分の細い骨針は非常にもろく、完全な個体の採取は難しい。研究者も少なく、生態は謎に包まれている。生物学上の分類も、近年やっと定まったばかりだが、最近は海洋のケイ素循環に重要な役割を果たしているらしいことが分かってきた。(壽)