【夏の甲子園】近江、チーム打率トップの実力発揮 出場校中トップのチーム打率4割9分1厘を誇る近江が実力を遺憾なく発揮した。「打線は水もの。開けてみないと分からない」という多賀監督の心配を吹き飛ばした。 鮮やかな先制だった。二回2死満塁から堀口が左前に運ぶと小田快が右中間三塁打、植田が左前打で続いた。全てファーストストライクを狙い打った。六回は1死二塁から植田の右翼線二塁打を皮切りに4連打で3点を奪った。 先発に2年生5人のチームで最上級生の植田が3安打と存在感を示し「この男が打てば勢いが出る」という指揮官の期待に応えて見せた。