クルド人住民救出作戦を検討 米高官が確認 | 毎日のニュース

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 【ワシントン=青木伸行】ローズ米大統領副補佐官は13日、記者会見し、イラク北部シンジャール山からクルド人住民を救出する作戦が検討されていることを明らかにした。作戦には英国やクルド人部隊などが加わるとの見通しを示した。

 ローズ副補佐官は、「住民を安全な場所へ移す最善で最も安全な方法を検討している」と述べた。米軍の役割は空輸が軸とみられ、米陸上部隊を投入して住民の避難路を確保する作戦については、「地上軍を投入しないという原則を維持している。兵站(へいたん)上の難しい課題も生じる」として、慎重な姿勢を示した。

 米軍は13日もシンジャール近郊で、6日連続となる空爆を実施した。一方、ロイター通信によると、山中で孤立した住民救出に向けた情報収集のため、米国際開発局や米軍関係者が13日、空路でイラク北部の現地に入った。