NTTは12日、豪州のITサービス大手、オークトン(ビクトリア州)を総額1億7100万豪ドル(約162億円)で買収すると発表した。傘下の南アフリカのディメンション・データを通じてオークトンの全株式を取得する契約を結んだ。オークトンを買収することで、海外のクラウドコンピューティング事業を強化し、ITソリューション市場での存在感を高める。
買収は1株当たり1・9豪ドルで全株取得を提案。株主や当局の承認を経て年内にも手続きを完了する見通し。
オークトンは1988年に設立。従業員は約1100人で、ITサービス、コンサルティングなど幅広く事業を展開し、売上高は約1億6000万豪ドル。