【エボラ出血熱】死者1000人超える 過去最悪の流行、歯止めなし | 毎日のニュース

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 世界保健機関(WHO)は12日までに、猛威を振るうエボラ出血熱による死者(疑い例を含む)が西アフリカ4カ国で計1013人に達したと発表した。9日時点の集計。各国は感染地域に治安部隊を派遣するなど封じ込めに努めているが、過去最悪の感染に歯止めがかかる兆しは見えない。

 感染地域諸国の医療制度が非常に脆弱(ぜいじゃく)なことが拡大に拍車をかけた。封じ込めに向け、国際社会の支援強化が急務になっている。

 WHOによると、これまでに感染が確認されたか疑われる患者は計1848人。うち死者はギニア373人、リベリア323人、シエラレオネ315人、ナイジェリア2人の計1013人。

 専門家によると、今回の感染を起こしているウイルスは「ザイール株」とされ、過去の致死率は約80%。死者はさらに増える恐れがある。(共同)