米中西部ミズーリ州で丸腰の黒人青年が警察官に射殺された問題で、米連邦捜査局(FBI)は11日、発砲が適切だったかどうか捜査を始めたことを明らかにした。
事件3日目を迎えた11日も朝から警察署の前に数百人が集まって抗議活動を展開した。10日夜には一部が暴徒化し、雑貨店やレストランを壊して商品を略奪した。30人以上が逮捕された。警察は警察官の名前や人種を発表していない。
米メディアによると、同州セントルイス近郊のファーガソンで射殺されたマイケル・ブラウンさん(18)の母親は「なぜ警棒やスタンガンで対応してくれなかったのか。死刑で報いてほしい」と語った。
事件当時ブラウンさんと一緒にいた男性は、2人で路上を歩いている際、警察官から歩道を歩くよう指示されたことが発端だと説明した。(共同)