【リオ五輪】治安や長時間移動を懸念 高田JOC対策委員長が現地視察 | 毎日のニュース

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 2016年のリオデジャネイロ五輪の開催時期に合わせ、各競技団体と現地を視察する日本オリンピック委員会(JOC)リオデジャネイロ対策プロジェクトの高田裕司委員長は11日、南米初の五輪で治安や長時間の移動に伴う選手のストレスを不安視する一方で、選手村の準備状況には順調との認識を示した。

 高田委員長は「今までの五輪では選手が街に出ても心配なかった。今までと違う五輪になるかなという気がする」と懸念し、安全対策の必要性を指摘した。地球を半周する渡航に、「かなり疲労が出る。2、3日は平常の体に戻らない。1週間前ぐらいから乗り込んで体の調整をして環境にも慣れていってもらう」との考えを打ち出した。

 選手村については「もっとできていないのかと思ったが、工事は順調にいっているのではないか」と話した。8月が冬にあたるため、暑すぎずに「五輪をするのにこれぐらいが一番いいのでは」と語った。(共同)