トラック免許、18歳7.5トン未満に引き上げ | 毎日のニュース

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 警察庁は10日、運転免許の区分を新設し、18歳で運転できるトラックの総重量を5トン未満から7・5トン未満に引き上げることを決めた。高校新卒者が運送業界に就職しやすくするためで、来年の通常国会に道交法改正案を提出する。貨物自動車の運転免許制度を考える警察庁の有識者会議が同日、免許の受験可能な年齢の引き下げなどを求める報告書をまとめた。人手不足が深刻化している運送業界などから改正を求める声が出ていた。警察庁は年齢制限の緩和に伴い、新たな安全対策を検討する。

 今回の改正では普通、中型、大型の区分のうち普通で運転できる車の総重量を5トン未満から3・5トン未満に引き下げ、中型の5トン以上11トン未満を7・5トン以上11トン未満に変更。3・5トン以上7・5トン未満の区分を新設する。名称は検討する。

 受験資格は従来通りで、普通が18歳以上、中型が普通取得後2年以上経過した20歳以上。新区分は普通を先に取得するのが条件だが、トラックを使った教習を受けて試験に合格すれば18歳から運転できるようになる。