自宅で家族や友人とお酒を楽しむ「家飲み」。市販の缶ビールや缶チューハイをそのまま飲むのもいいが、ホームパーティーなどのおもてなしではウイスキーやリキュールを使ったカクテルでちょっと趣向を凝らしてみては? 夏にぴったりのお酒のアレンジを紹介する。(平沢裕子)
ソーダで調整
ここ数年、人気を盛り返している、ウイスキーをソーダで割った「ハイボール」。これをアレンジし、ウイスキーをソーダとトニックウオーターで割った「ソニック割り」は苦味の効いた大人の味だ。
元サントリーブランデー主席ブレンダーで、サントリービジネスエキスパート技術顧問の冨岡伸一さんは「トニックウオーターはジンを使った『ジン・トニック』でおなじみだが、ウイスキーにも合う。ソーダは味の調整のためで、何度か試して自分の好みの味を見つけてほしい」と話す。
日本ではここ30年間、焼酎に押されて影の薄かったウイスキーだが、ウイスキーも焼酎と同じ蒸留酒。ビールやワインのような醸造酒との違いは糖質を含んでいないことで、痛風の原因となるプリン体を気にする人には蒸留酒の方がお勧めだ。ただ、ウイスキーはアルコール度数が高いため、飲み過ぎには注意する。