仙台市で来年3月開かれる第3回国連防災世界会議への関心を高めてもらおうと、東日本大震災の被災状況と復興への取り組みを紹介するパネル展が国連本部で始まり、9日、仙台市の奥山恵美子市長らが出席し記念セレモニーが開かれた。
十数枚のパネルは、仙台市と岩手県陸前高田市の被災直後の様子や、空港や道路などのインフラが復旧し、災害に強い街づくりを進めている様子を写真や図解で示した。
会場には早速、各国外交官らも訪れ、奥山市長は「二つの被災地がどのように復興に向けた歩みを進め、どこまでたどり着いたかお知らせできるのは得難い機会だ」と語った。
陸前高田市の村上清・市政アドバイザーはパネル展を通じて「復興支援をいただいた全世界(の皆さん)にお礼を申し上げたい」と話した。(共同)