米調査会社ガートナーは9日、2014年4~6月期の世界のパソコン出荷台数は前年同期比0・1%増の7580万台となり、2年ぶりに前年を上回ったと発表した。
基本ソフト(OS)「ウィンドウズXP」のサポート期間が終わり、買い替え需要が膨らんだため。先進国ではタブレット端末が普及したこともあって、パソコン販売は緩やかな回復が続くという。半面、新興国では低価格のタブレットの販売が増加する見通し。
メーカー別のシェアは、中国の聯想(レノボ)グループが19・2%と最も高く、米ヒューレット・パッカード(HP)が17・7%。3位以下は米デル、台湾のエイサー、ASUS(エイスース)と続いた。(共同)