北朝鮮の朝鮮中央通信は10日、金正恩第1書記が朝鮮人民軍戦略軍の戦術ロケット発射訓練を指揮したと報じた。日時は不明だが、9日の弾道ミサイル発射を指しているとみられる。
金第1書記は先月末の短距離弾道ミサイル発射も指揮したとされる。
金第1書記は自ら発射命令を下し、訓練関係者に「われわれは言葉と行動が全て準備できていなければならない。力がなければ血潮でつないできた歴史も一瞬で光を失う」と述べ、軍事力強化の重要性を強調した。
一方、金第1書記は7日に死去した朝鮮労働党の全秉浩元書記の遺体が安置されている平壌の施設を9日訪れ、哀悼の意を表した。朝鮮中央通信が伝えた。全氏は北朝鮮の核・ミサイル開発を支えてきた幹部の一人。(共同)