10日午前の東京株式市場で、前日、顧客情報漏えいを発表した通信教育大手、ベネッセコーポレーションの株が急落している。またこの情報を入手した企業のひとつとして名前が報道された「ジャストシステム」がベネッセ株を超える勢いで急落し、一時ストップ安となった。
ベネッセ株は前日終値より6.4%下落し、280円安の4080円で寄り付いた。その後、下げ幅は縮小しているが、午前10時半ごろは5%台の値下がりとなっている。
これに対し、ジャストシステム株は、報道を受けて、午前10時過ぎから急落。前日終値比で下げ幅が10%を突破。15・2%下落し150円安の835円と値幅制限いっぱいまで下げている。
ジャストシステムが発送したダイレクトメール(DM)に、ベネッセにしか登録がないはずの個人情報が記載されており、顧客からの問い合わせを受けたベネッセが調査して流出が判明したという。