ウクライナのポロシェンコ大統領とドイツのメルケル首相、フランスのオランド大統領は9日、3者で電話協議し、ウクライナ東部情勢の緊張緩和に向けてロシアの協力がなければ進展しないとの認識で一致した。ウクライナ大統領府が発表した。
ポロシェンコ氏はここ数日で東部ドネツク州の5都市を解放できたと成果を強調する一方で、州都ドネツクに親ロシア派武装集団が集中し、ロシアから国境を越えて武器供給も続いているため事態は緊迫したままだと説明した。
ポロシェンコ氏は政府軍が解放したドネツク州スラビャンスクやクラマトルスクの復興に向けて独仏両国が経済支援を決定したことに関し「財政だけでなく、精神的な支援となる」と謝意を伝えた。(共同)