エルサレムなどにロケット弾攻撃、ガザ地区からハマスが長射程型使用 | 毎日のニュース

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 【カイロ=大内清】イスラエルからの報道によると、エルサレム、テルアビブなど同国内の複数の都市で8日、イスラム原理主義組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザ地区から発射されたロケット弾が相次ぎ着弾した。

 うち1発は、ガザから約100キロの地点に着弾しており、ハマスが使用したロケット弾では最長射程とみられる。イスラエル側に大きな被害はなかったが、ガザから100キロ圏内には人口の約6割にあたる500万人が住むことから、同政府が警戒を強めるのは必至だ。

 イスラエルによる対ガザ軍事作戦初日の8日、ガザでは少なくとも25人が死亡、百数十人が負傷した。ガザに隣接するイスラエル軍基地ではハマス戦闘員5人が海から襲撃を試み、全員が射殺された。

 イスラエル政府は同日、予備役4万人の動員を承認。対空防衛システム「アイアンドーム」を各地に配備しロケット弾攻撃への対応を進めた。