北朝鮮の核開発担当幹部、全秉浩元書記が死去 | 毎日のニュース

毎日のニュース

今日の出来事をニュース配信中!

 北朝鮮の国防工業担当幹部として核・ミサイル開発に深く関わってきた朝鮮労働党の全秉浩元書記が7日、急性心筋梗塞のため死去した。88歳。朝鮮中央通信が9日伝えた。

 葬儀は国葬とすることが決まり、金正恩第1書記を委員長とした国家葬儀委員会が設けられた。10日に営まれるとみられる。

 同通信によると、全氏は1926年、北朝鮮北部慈江道生まれ。軍関連の工場勤務を経て党書記や政治局員、国防委員会委員などを歴任し、国防工業部門を担当してきた。韓国統一省の資料によると、軍需経済を統括する「第2経済委員会」委員長も務めた。

 国防委員会などの7日付「訃告」は、全氏が「国防工業部門の重要な職責を歴任し、軍を最精鋭の革命強軍に、祖国を人工衛星製作・打ち上げ国、核保有国とする上で特別な貢献をした」と称賛した。(共同)