おしゃれで安い雑貨店「レプハウス」 都心から全国へ出店加速 | 毎日のニュース

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 生活雑貨SPA(製造小売り)のレプハウス(東京都世田谷区)は、中心価格帯が200~400円という低価格業態の雑貨店を展開する。4月に東京・表参道に店舗を開設したのを手始めに、来年までに大都市圏を中心に全国10店舗体制を構築。3年以内に30店まで拡大する計画だ。

 低価格雑貨店は「AWESOME STORE(オーサムストアー)」という名称で展開する。表参道店は建物の1階と地下1階を活用。店舗内は米ニューヨークのガレージ街をイメージし、「思わず買いたくなるおしゃれな空間」(堀口康弘社長)を目指した。

 取り扱うのはマグカップをはじめとしたキッチン用品のほか、バス用品など1500品目。幅広い年齢層を対象に、シンプルで飽きのこない商品をコンセプトとしている。工場に直接大量発注し、自社倉庫に一括仕入れする物流体制を確立することで、コストを抑えて低価格を実現した。

 表参道店の月間売上高は5千万~6千万円程度で好調に推移しているという。土日祝日には店舗前に行列ができ、入店制限をするほどだ。

 堀口社長は「当社は30年以上雑貨を取り扱ってきている。高品質とこだわりのデザインで、低価格雑貨市場への浸透を図る」と自信を示す。今後はオーサムストアーの事業を総売上高の約6割を占める主力ブランドに育成していく方針だ。

 低価格の雑貨チェーンをめぐっては、デンマークの人気雑貨店「フライング・タイガー・コペンハーゲン」といった外資系やアパレル系企業などが大阪・心斎橋や東京・表参道に相次いで出店。若者を中心に人気を集めており、市場の拡大が見込まれる。