梅雨の季節でもファッションを楽しみたい-。女性のそんな思いをかなえるようなレイングッズが増えている。(日野稚子)
◆モデルとコラボ
「今年の梅雨は長いとの予報が出ている中で、晴れていても羽織ものとして使えるレインコートを求める人が増えた」と話すのは、三陽商会(東京都新宿区)の広報担当者。同社のブランド「マッキントッシュ フィロソフィー」は昨年、8型展開だったレインコートを今年は10型投入し、6月第1週のレインコート販売額は昨年同期比2倍に伸びた。
「レインコートに見えない」と人気なのは、麻100%のトレンチ風(3万5640円)とポリエステル・綿混紡のポケッタブルコート(2万7千円)で、天然素材を活用。いずれも撥水(はっすい)加工済みで、ポケッタブルコートは共布ポーチに小さく収納でき、携帯性も高い。
若い女性に人気のモデル、益若つばささんとコラボレーションしたレインコート(5400円)を展開中のイトーヨーカドーのカジュアルブランド「グッデイ」。20~30代前半がターゲットで、雰囲気やスタイルで選べるよう3型を各3色用意。コートに似合う傘やレインブーツもそろえる。イトーヨーカ堂衣料雑貨担当バイヤーの原順平さんは「レイングッズをファッションとして楽しみたい需要があり、トータルコーディネートできるようにした」と話す。