主治医「安全でいい麻酔薬です」 死亡男児の母親に説明 | 毎日のニュース

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 東京女子医大病院で手術後に禁止鎮静剤を投与され、死亡した2歳男児の遺族側代理人弁護士は12日、病院から受け取った調査報告書に関し、死亡の詳しい経緯の分析が不十分だとする文書を発表した。男児の顔がむくんでいることなどを心配する母親に、耳鼻咽喉科の主治医が「今使っている麻酔薬は安全でいいお薬です」と説明したことを挙げ、「母親は理由を尋ねたいと考えている」とした。

 文書によると、男児の心電図や尿の色の異常があったのに医師が放置したとする遺族側の主張に対し、検討がなされていないと指摘。鎮静剤で眠らせることや、集中治療室(ICU)での人工呼吸中の子供への投与が禁止されている薬だとの説明もなかったとし、病院側の対応を批判した。