国連安全保障理事会は12日、イスラム過激派が勢力を拡大しているイラク情勢をめぐって非公開で会合を開いた。終了後、6月の議長国ロシアのチュルキン国連大使が「動機にかかわらず、あらゆるテロリスト、過激派の行動を強く非難する」との報道談話を発表した。
会合では、国連イラク支援団(UNAMI)のムラデノフ代表が現地から治安情勢を報告した。
チュルキン氏によると、代表はさらなる過激派の進撃に懸念を表明。一方で、首都バグダッドは十分に防護され、政府の統制も取れており、過激派の暴力が差し迫っている状況ではないとの認識を示した。(共同)