「“すっぴん美人”になりたい」と日頃から肌ケアに気を使う女性でも、朝の洗顔は「水で流すだけ」といった“水洗い派”が多いのでは。だが、これでは肌トラブルの原因になる。肌を良好に保つカギとなるのは、「泡洗顔」だという。(中山忠夫)
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「すっぴん肌に自信が持てない」と悩む女性は少なくない。オリコンが今年4月に全国の10~20代女性300人に実施した調査では、人前でノーメークの素顔を見せない“すっぴん隠し”のため、年中マスクを手放せないという「だてマスク女子」も増えている。
その共通点は朝の洗顔方法だ。“水洗い派”が半数以上を占め、だてマスクの着用経験がない人よりも高い割合を示した。半面、朝の肌ケアは化粧水や乳液、美容液を併せて使い、着用経験がない人と比べても、とりわけ入念に行う傾向がみられた。
美容コーディネーターの弓気田(ゆげた)みずほさんは「自信のなさが一因かもしれません。夜はメーク落としの後に肌の汚れを取るため、大半の人が洗顔料を使いますが、朝は『肌に負担をかけたくない』『洗顔後につっぱったり乾燥したりする』などの理由で30代以上も含めて洗顔料を避けてしまいがち」と分析。水洗い派には「朝は汚れていない」「洗顔料は1日1回で十分」という声も多い。