ナイジェリア北東部で女子生徒を大量拉致する事件を起こしたイスラム過激派ボコ・ハラムへの対策を話し合う閣僚級会議が１２日、ロンドンで開かれ、英国のヘイグ外相は、ナイジェリア軍に対する反政府勢力鎮圧のための訓練強化などの軍事支援策を表明した。
英国はボコ・ハラムに関する情報収集活動支援も強化するのに加え、米国と協力しナイジェリア北部で初等・中等教育を普及させるプログラムを強化する方針も示した。
英外務省によると、会議にはナイジェリア、チャド、カメルーンなどアフリカ諸国のほか、カナダ、米国、フランスから外相らが出席した。各国が、ボコ・ハラム情報を共有していくことを確認、さらに、ボコ・ハラムのメンバーが国境を越えて活動することを阻止するための周辺各国による共同の国境警備部隊設置を決めた。（共同）