「でんすけすいか」1玉35万円 初競りの最高値 北海道 | 毎日のニュース

毎日のニュース

今日の出来事をニュース配信中!

 北海道当麻町の特産品で、黒光りした皮が特徴の高級スイカ「でんすけすいか」の初競りが10日、旭川市と札幌市の青果市場で開かれた。今年は最も高いもので1玉35万円の値が付いた。過去最高額は平成20年に旭川の市場で付いた65万円。

 今年は両市場で計約240玉が競りにかけられた。最高額で落札した旭川市の青果仲卸業カネモの荻野敏さん(47)は「一生懸命作った農家さんに少しでも貢献しようと昨年より5万円高い値を付けた」と話した。

 JA当麻によると、今年は約7万玉を出荷予定。ピークは7月ごろで、小売店などでは1玉5千円前後で販売される。

 今年は4月ごろから晴天に恵まれ、気温が上昇したことで順調に生育したという。夜間との気温差も大きく、例年通りの甘さに仕上がった。