5月の銀行貸出残高は2・4%増 電力向けなど堅調 | 毎日のニュース

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 日銀が9日発表した5月の貸出・預金動向(速報)によると、国内銀行の月中平均の貸出残高は前年同月比2・4%増の412兆4861億円となり32カ月連続で増えた。電力会社向けや企業の合併・買収(M&A)に伴う大口融資が引き続き堅調で残高を押し上げた。

 大手銀行などの「都銀等」は1・3%増の200兆5285億円、地方銀行・第二地方銀行は3・4%増の211兆9576億円だった。

 日銀は「住宅ローンの伸びも寄与した。中堅・中小企業向け融資で自動車、小売り、太陽光発電向けが増えるなど業種に広がりが出てきている」と分析している。

 都銀と地銀・第二地銀を合わせた実質預金と譲渡性預金の残高は2・9%増の605兆969億円だった。