【宮崎のバスジャック】「死にたい」逮捕の45歳男 「大きなことしないと捕まらない」 | 毎日のニュース

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 宮崎県内で起きたバスジャック事件で県警は12日、監禁容疑で現行犯逮捕した住所不定、職業不詳の佐藤成一容疑者(45)が「死にたい。大きなことをしないと捕まらないと思った」と話していることを明らかにした。県警は詳しい経緯や動機を調べている。

 県警によると、佐藤容疑者は停車中のバスに立てこもり中、親族らとの面会を捜査員に求め、逮捕後に「最後に世話になった人にお礼が言いたかった」と述べた。事件前の11日午前には「どうやったら捕まるのか」と宮崎北署に電話したと話しているという。

 県警によると、佐藤容疑者は11日夜、走行中の宮崎交通の路線バスで、文房具用のはさみを運転手の男性(37)に突き付けバスを乗っ取り、運転手に「えびのに行け」と要求。バスは九州自動車道えびのIC(同県えびの市)で降り、近くのコンビニエンスストア駐車場に停車した。

 運転手と乗客の計10人が乗っていたが、途中で男女6人を降ろし、最後まで乗っていたのは運転手と19~27歳の男女3人だった。