なでしこ・川澄「ゴール狙う」基本研ぎ澄まされた 米移籍について語る | 毎日のニュース

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 2015年女子W杯のアジア予選を兼ねたアジア・カップ(14~25日、ベトナム)に臨む日本代表「なでしこジャパン」の主力で今季、INAC神戸から米プロリーグNWSLのシアトル・レインに期限付き移籍した川澄奈穂美(28)が海外挑戦を決めた経緯や米国での生活について産経新聞に手記を寄せた。

 海外移籍について初めて考えたのは、昨年の春ごろのことです。INAC神戸でトレーニングをする中で、自分自身の海外でのプレーを思い描きました。私は直感を大事にします。その直感を温めていたところ、レインからオファーをいただきました。11年秋に東京・国立競技場で、イングランドのアーセナルとINAC神戸が試合をしたのですが、その時のアーセナルの監督が現レイン監督であるローラ・ハービーさんです。そんな縁からレインへの移籍が実現しました。

 なでしこリーグは世界に誇れる魅力的なリーグですが、海外のリーグでまた別のものを得られるのではないかという気持ちが、今回の移籍につながりました。

 レインはINAC神戸のようにボールを丁寧につなぎながら攻撃する「ポゼッション(ボール保持)」の概念をとても大切にします。全選手が遠い距離からでも強烈なシュートを打ちまくるのがとても新鮮で、「ゴールを狙う」という基本が以前より研ぎ澄まされた感覚があります。

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