【テニス】錦織、肉体強化で故障超え…足かけ8年、トップ10に | 毎日のニュース

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 2007年秋に17歳でプロ転向して足かけ8年。日本のエースが夢だった世界のトップ10入りを果たす。テニス選手としては小柄な身長178センチの錦織は地道な肉体強化で度重なる故障を乗り越え、コートカバー力と切れのあるショットで体格差を補った。

 08年2月のツアー初優勝を達成したときは244位。11年5月に松岡修造の日本男子最高順位だった46位に並んだ。12年1月の全豪オープンで日本男子80年ぶりの8強入りで20位に浮上し、昨年6月には11位と迫っていた。

 体を酷使するプレーのため「ぶれない体を身につけるために追い込んだ練習をやった」と言う。昨季終盤には連戦による精神的疲労で苦しんだが、長期離脱をせずに戦い抜いた。

 今季からは元全仏オープン王者のマイケル・チャン氏にも師事。同氏は「頑強な体がないと多彩なショットや才能を生かせない」と錦織の能力を引き出した。(共同)