滋賀知事選、民主「王国」守れるか 海江田氏進退に直結 | 毎日のニュース

毎日のニュース

今日の出来事をニュース配信中!

 滋賀県知事選(6月26日告示、7月13日投開票)に自民党が危機感を募らせている。同県は自民党が弱い地域であり、自民、公明両党は早々と元官僚の擁立を決め、急ピッチで浸透を図ろうとしている。逆に、「勝算あり」と踏んでいるのは、「低空飛行」の党勢にあえぐ民主党だ。しかし、民主が強かった滋賀県で知事選を落とすようだと海江田万里代表の進退問題に直結しかねない。

 ■自民、急ピッチでテコ入れ

 自民党の石破茂幹事長は9日の記者会見で、滋賀県知事選を、年内に行われる予定の沖縄、福島両知事選と並ぶ「最重点」に挙げ、「態勢を早急に整え、勝たなければならない」と気合を入れた。

 自民党は平成24年の衆院選で滋賀県の全4選挙区で勝ち、昨年の参院選(改選数1)でも民主党から議席を奪還した。ただ、国会議員は若手ばかりであり、地盤は強固といえない。2月下旬に県出身の元経済産業省官僚、小鑓(こやり)隆史氏を擁立。4月に石破氏や河村建夫選対委員長が現地入りし、態勢固めに懸命だ。