行楽にはもってこいの陽気となってきた。首都高速道路会社では、より多くの利用者に「ドライブの楽しさ」を味わってもらおうと、季節ごとに「首都高で行こう!」キャンペーンを行っている。
季刊フリーマガジン「首都高じゃらん」をリクルートコミュニケーションズの編集協力で発行し、パーキングエリア(PA)に配置。例えば山梨のフルーツ狩り、箱根絶景ドライブ、三崎や大洗の漁港グルメなど、首都高を経てアクセスできる関東近郊の行楽地情報を、毎号特集形式で紹介している。今春号は「伊豆・富士山・那須のアウトドアレジャー」など。
首都高会社営業促進課の福田朋志(ともゆき)さんは、「最近のお客さまは、自然の中で子供を遊ばせたり、何か体験したり、アウトレットでお買い物など、ドライブにプラスアルファを求められますので、社員自ら現地へ行って得た情報も生かすよう心がけています」。
ドライブ客を都内から地元へ誘致したい近郊の観光・物産関係者と協力してPAで観光イベントも開催。中でも産直物フェアは、「新鮮良質で安く入手できるうえに、産地の情報を直に地元の人から聞けるので『楽しみに来ました』とおっしゃるリピーターさんもいらっしゃるほど」と福田さん。
6月予定の観光・物産展は、上旬に川口PAで南アルプス市のさくらんぼフェア、21日に大黒PAで山梨のとうもろこしフェアなどだ。(原納暢子)