【シネマプレビュー】「K2 初登頂の真実」 | 毎日のニュース

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 エベレストよりも登頂が困難とされるK2に挑んだ男たちの実話をもとにした作品。第二次世界大戦に敗れた影響が色濃く残り、疲弊しきったイタリア。1954年、野心家のデジオ教授(ジュゼッペ・チェデルナ)は祖国に勇気を与えるため、K2の登頂を首相に提案し、認められる。集められた男たちは困難の末に偉業を達成するが、その名誉をめぐっては大きな疑問が残ることになる。

 監督は「アンネ・フランク」のロバート・ドーンヘルム。極限状況下の人間ドラマ。映像の美しさをたたえたい。10日、ヒューマントラストシネマ有楽町で公開。2時間。(櫛)

 ★★★★(★5傑作 ★4見応え十分 ★3楽しめる ★2惜しい ★1がっかり ☆は半分)