6日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は高値警戒による利益確定売りで大幅反落し、前日比129.53ドル安の1万6401.02ドルで取引を終えた。緊迫するウクライナ情勢への懸念も投資家心理を冷やした。
ハイテク株主体のナスダック総合指数は57.30ポイント安の4080.76。幅広い銘柄で構成するSP500種株価指数は16.94ポイント安の1867.72。
一般用医薬品(大衆薬)部門をドイツのバイエルに売却すると6日公表した米メルクが大きく下げたのも、相場の足を引っ張った。市場関係者は「メルクは一般用医薬品部門売却後の成長戦略を示せなかったことで投資家に嫌気された」と指摘していた。(共同)