【上海=河崎真澄】中国の華僑向け通信社、中国新聞社電などによると、四川省の衛生当局は6日、急性肺炎で死亡した同省南充市の49歳の男性から「H5N6型」鳥インフルエンザウイルスが検出されたと発表した。H5N6型への人への感染と、死亡が確認されたの初めてとみられる。
中国や香港などでは、昨年3月に人への感染が確認された「H7N9型」鳥インフルエンザで、これまでに150人以上が死亡している。新たに確認されたH5N6型は、野鳥などに数例の感染報告があった珍しい種類。死亡した男性が住んでいた南充市の養鶏場で4月23日、家禽への感染が確認され、1338羽が殺処分された。男性は家禽類に接触していたという。