中国の電子商取引(EC)大手アリババグループは6日、米証券取引委員会(SEC)に対し米国での株式新規公開を申請した。上場規模や上場取引所は特定しておらず、後日公表の予定。上場規模は過去最大級になると予測する米メディアもあり、超大型上場となる可能性が高い。
同社株の約3分の1を保有する大株主ソフトバンクの企業価値も大きく高まる。上場先はニューヨーク証券取引所かナスダックとなる見通し。
SECに提出した申請書類に記載されている調達予定額は10億ドル(1017億円)。米メディアによると、この数字は暫定的で最終的には大きく増えるとみられる。
アリババは電子商取引の仲介サイトを数多く運営し、巨大市場の中国で急成長。世界一の取扱高を誇る通販サイト「淘宝(タオバオ)」も傘下に置く。(共同)