安倍晋三首相は17日、東京都内で開かれたシンポジウムで講演し、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)について「アジア太平洋の確固たる経済秩序をつくりたい。成長の揺るぎない土台をつくらなければならない」と強調し、交渉妥結に意欲を示した。
来週の日米首脳会談を控えて大詰めの日米協議に関しては「(TPPは関税の)数字を超えた意味がある」と発言。TPP妥結に向け、日米が足並みをそろえる重要性を訴えた。
新潟市や福岡市など6地域を指定予定の国家戦略特区にも言及。「医療、教育、農業、雇用慣例など岩盤のような規制体系にメスを入れる」と語った。