Q 東京(とうきょう)・伊豆大島(いずおおしま)の土石流災害(どせきりゅうさいがい)から16日(にち)で半年(はんとし)になるけど、そもそも土石流ってどんな現象(げんしょう)なの?
A 一般的(いっぱんてき)には豪雨(ごうう)や長雨(ながあめ)などの影響(えいきょう)で、山腹(さんぷく)や渓流(けいりゅう)の土(つち)や石(いし)が雨水(あまみず)と混(ま)ざって一気(いっき)に押(お)し流(なが)されることだよ。土石流が発生(はっせい)する直前(ちょくぜん)には、山鳴(やまな)りがすることもあるんだ。
Q 伊豆大島ではどんなことが起(お)きたの?
A 気象庁(きしょうちょう)が「関東(かんとう)に接近(せっきん)、上陸(じょうりく)する台風(たいふう)としては10年(ねん)に1度(ど)の強(つよ)い勢力(せいりょく)」とした台風26号(ごう)に伴(ともな)う大雨(おおあめ)で、島西部(しませいぶ)の山肌(やまはだ)が崩(くず)れ、大規模(だいきぼ)な土石流が発生したんだ。
Q 被害(ひがい)も大きかったの?
A そうなんだよ。土石流はふもとの大島町中心部(まちちゅうしんぶ)にも達(たっ)し、多(おお)くの民家(みんか)が押し流されたんだ。建物(たてもの)被害は399棟(とう)(うち住宅(じゅうたく)は153棟)に上(のぼ)り、36人(にん)が死亡(しぼう)、3人が行方不明(ゆくえふめい)になっている。避難勧告(ひなんかんこく)を出(だ)さなかった町側(がわ)の対応(たいおう)も問題(もんだい)になったんだ。