【東日本大震災3年】大聖堂に復興祈る音色 伊、被災地高校生が参加 | 毎日のニュース

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 東日本大震災から3年の11日、ローマのサンパウロ大聖堂で、イタリアと日本の音楽家や被災した宮城県の高校生が参加し、復興と犠牲者の鎮魂を祈るコンサートが行われた。

 宮城県の仙台白百合学園高校1年の高橋沙織さん(16)は、3歳から始めたバイオリンの演奏を披露。堂々とした演奏に、観客は大きな拍手を送った。高橋さんは「緊張はしなかった。素晴らしい場所で演奏できてうれしい。被災地の人に思いが届いたと思う」と笑顔で話した。

 同国ミラノを拠点に活動するテノール歌手、榛葉昌寛さん(47)らは、イタリアの管弦楽団と共にモーツァルトの「レクイエム」を合唱。鎮魂の歌声と演奏が響き渡った。(共同)